大谷大学博物館において、以下のとおり企画展を開催しております。
開催概要
大谷大学の前身である真宗大谷大学が現在の地に移転したのは大正2年(1913)のことでした。
当時、田園風景が広がっていた小山の地に赤レンガ造りの本館(現・尋源館)をはじめとする学舎が建てられ、仏教を中心とする人文諸学の研究・教育がおこなわれてきました。
赤レンガの学舎では、近代的な仏教学研究の道を開いた南条文雄や佐々木月樵、世界に禅と仏教の精神を伝えた鈴木大拙、真宗学を確立して宗教・思想界に大きな影響を与えた曽我量深・金子大栄、さらに嘱託教授たちも学界の錚々たる研究者が教鞭をとり、若き学徒を育成するとともに、世界に仏教の教えを伝え広めること、すなわち「仏教を解放」する役割を果たしてきたのです。
本展覧会では、赤レンガの学舎がこの地に開校された歴史と、大谷大学の源にある建学の精神、学舎を中心に受け継がれてきた学の伝統を紹介いたします。