【大谷大学】2024年度冬季企画展 京都を学ぶ 絵と図で見る京都

大谷大学博物館において、以下のとおり企画展を開催いたします。

▼開催概要

 平安の都ができてから、京都はながく日本の中心として栄えてきました。今回の展覧会では、絵画作品や古地図に描かれた京都の様相を、大谷大学博物館所蔵の作品から紹介します。

 同じ描かれるといっても、絵画や図面はもとよりその制作目的も異なり、まったく違う表現がなされています。絵画では洛中洛外の名所を描いた洛中洛外図などが有名ですし、四季折々の京都の風俗を描いた絵巻なども多く存在します。一方、江戸時代以降に多く制作された古地図は平面に京都の町々や通りや禁裏、公家・大名の屋敷、神社仏閣などを描くのが基本ですが、用途や制作意図によって古地図自体にも記される情報が異なるなど、バラエティ豊かな京都のすがた、かたちが表現されてきました。

 平安のむかしの京都を考証的に描いた京都図、江戸時代につくられた大小さまざまな京都図、そして俯瞰的に都市の様子を描いた「洛中洛外図屏風」などから、時代の変遷とともに姿を変える京都のすがた、また描かれ方によって異なる京都のすがたに触れていただきたいと思います。

会期2025年1月11日(土)~2月15日(土)
会場大谷大学博物館
観覧料無料
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日日・月、1/18(土)※ただし、1/20(月)は開館
備考本館には駐車場がありません。ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。
ただし、身障者用の車の場合は事前にご連絡ください。

▼主な展示予定作品画像

作品名材質技法員数時代
拾芥抄紙本木活字版3冊江戸時代(17世紀)
東西両京之図(山城名勝志図)紙本木版著色12舗正徳元年(1711)
平安城東西南北町並之図紙本木版1幅江戸時代(17世紀)
京大絵図紙本木版1舗元禄12年(1699)
改正京町絵図細見大成紙本木版1舗天保2年(1831)
案見京都細図紙本木版著色1枚天保14年(1843)
文久改正新選京絵図紙本木版著色1舖文久2年9月(1862)
元治改正京名所案内絵図紙本木版著色1舖元治元年(1864)
四季のえぞうし紙本著色2巻江戸時代(18世紀)
洛中洛外図屏風紙本著色6曲1双江戸時代(18世紀)